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ニュース・リリース

アメリカ小児科学会「乳幼児突然死症候群に関する方針宣言」に対する          ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナルの声明


アメリカ合衆国 イリノイ州シャーンバーグ発(2005年10月)
ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナルは、2005年10月10日にアメリカ小児科学会の乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する専門調査会が発表した「SIDSに関する方針宣言」を憂慮しています。この声明の中の「おしゃぶり」と「添い寝」に関する勧告は、母乳育児についての基本的な理解が欠けていると考えられます。

この声明で推奨されている「おしゃぶり」は、自然な乳房の働きを人工的に代用しようとするものです。母乳で育てられている赤ちゃんは、昼寝や夜寝るときもおっぱいを飲んで寝つくことがよくあります。おしゃぶりを推奨することで、乳房への刺激が少なくなるため、母乳の分泌量が減る可能性があり、母乳育児の期間が短くなってしまうことにもつながりかねません。

またラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル は、安全な添い寝が母乳育児に役立つことをよく理解し認めています。添い寝をすることは、いつでもひんぱんに授乳するのを促すことになり、母乳の分泌量を保つ大切な方法となるのです。母子睡眠行動研究所の所長ジェームズ・マッケナ博士は、安全な添い寝についての研究の第一人者ですが、この専門調査会では、彼の意見は退けられています。

さらに、「アメリカ小児科学会 母乳育児に関するワーキンググループ」からの意見は明らかに排除されており、母乳育児の方法については考慮に入っていないという事実があります。

母乳育児医学会の会長であるナンシー・ワイト博士は、「この声明は常識や医学研究よりも、自分の民族を中心として仮説を立てるやり方が勝利を収めてしまったという驚くべき見本です」と述べています。そしてこのように言っています。「アメリカ小児科学会には、この勧告に同意していない医師会員がたくさんいます」

「SIDSに関する方針宣言」の筆者ら は、母乳育児は利点があり推進すべきだと言ってはいますが、おしゃぶりの使用と添い寝に関するこの勧告は、お母さんが母乳で育てようとする努力に対して、マイナスの影響を及ぼす可能性があります。この声明は、親たちに混乱を招くものであり、実際のところ、役立つ包括的な方針であるとはとうてい言いがたいものです。

  お母さんたちの母乳育児をサポートする非営利団体、ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナルは、国際的な専門諮問委員会を有しています。また、母乳育児情報センター(CBI:Center for Breastfeeding Information)は、母乳育児と母乳に関する研究を集めた、世界で最も大きな情報バンクの1つです。 ラ・レーチェ・リーグでは各地で月に一度、母乳育児の集いを開き、妊娠中の女性や授乳中のお母さんに、母乳育児の方法を学ぶ機会を提供しています。お近くのグループをお探しの際は、ラ・レーチェ・リーグ日本のオフィシャルサイトhttp://www.llljapan.com/ をご覧ください。

これは、2005年10月にラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル(本部)から出されたニュース・リリースを ラ・レーチェ・リーグ日本で訳したものです。

  ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナルのオフィシャルサイトhttp://www.llli.org/

このニュース・リリースはダウンロードして 印刷できます。
ニュース・リリース
「「SIDSに関する方針宣言」に対するLLLIの見解.pdf」 (PDFファイル)
ダウンロードにはadobe reader のプラグインが必要です。



Last modified by RS:Tuesday, 16-Oct-2007 13:34:30 JST